50代MR 自分の立ち位置を考える

退職まであと数年。この数年をどう生きるかがその後の人生を大きく左右する

360度評価ってどうなの?

 

みなさん、お元気ですか?

最近では、管理職対象に360度評価制度を導入する企業も増えてきました。

私の会社でも360度評価を導入していますが、少しひずみがある印象を受けます。

360度評価の導入で、様々な人間模様が見えることもあります。

では一緒に見ていきましょう。

 

360度評価

360度評価とは、上司だけではなく、部下や同僚からの意見を収集することで客観的な評価することです。

あくまで参考程度にしかならないと聞いていますが実際はどうなんでしょうか。

管理職は、部下を評価しますが、逆に部下に評価されるという、管理職にとってはほんと嫌な制度かもしれません。

この制度を導入することにとって上司が気づいていない点が把握できる点はいいことですよね。

悪く評価された部下を知った際は、逆に「評価を下げる」といった反撃に合う可能性もありますので、この制度の目的をしっかり把握して、部下にも理解させることが必要です。

 

上司の器の大きさが見える

私の今の上司は、残念ながら部下との距離感が離れすぎて、営業所運営に支障が出ています。

自分の意見がなく、いつも部下にまる投げされる方なので、仕方がない部分がありますが、上司のテンパってる姿を見てると、「器が小さいなぁ」「ビクビクしてないでもっとどっしりしてくれないかなぁ」て思ってしまうこともしばしば。

自分の意見や考えがあれば、進むべき方向性を部下に示すことができるのですが、会社からの指示を部下におろすだけの管理職であれば、「所長はいったい何がしたいんだろ」と部下は迷ってしまいます。

 

営業所のメンバーは、そんな所長に不満がたまってか、会話もない状態です。

会議はいつもシーンとしており、誰も発言や質問もしません。

聞こえるのはエアコンの音が聞こえるぐらい(笑)

ただ所長が営業所から出ていくと、活気のある職場に早変わり。

こんな上司ですが、評価者は上司なので、我慢しているのです。

ただ、唯一、反撃できるのは、360度評価。

匿名なので、言いたい放題の人も。

昨年、所長から「フィードバックを見て落ち込んだわ」と。

そうなんですか?と言いながら、その落ち込んだ顔を見て部下は失笑しています。

 

そんな所長ですが、360度評価の前は、なぜか優しくなり、部下一人ひとりに声をかけてきます。

「体調はどう?」

「休日はちゃんと休めた?」

「最近、よく頑張ってるね」

「たまには休暇を取ってリフレッシュしてみたら?」

日ごろ、そのようなこと声掛けは、ほとんどありません。

この時期は優しい所長になります。

まるで「悪い評価につけないでよ、頼むな」という言ってるようです。

 

 

チャレンジできない雰囲気作り

製薬業界は、販売情報提供ガイドラインのおかげで、やってはいけないことが多く、また医師や薬剤師からの報告制度があります。

MRの活動もどこでリークされるかわかりません。

会社としては、どうしても守りの体制にならざるを得ません。

ガイドラインや社内ルールに抵触すると、一発アウト。

最低評価を付けられ、出世の道はなくなります。

部下のミスは所長のミス。

所長が予防線をひくことになるのは当然のことかもしれません。

当然、ルールを順守する必要がありますが、少し工夫すればできる案件でも、やらない方向に向かいます。

それでも、数字を上げようと食い下がる部下には、「こんなことで君の将来の道を閉ざすわけにはいかない」と思ってもないセリフを出しながら諦めさせようとします。

数字が悪い部下が、低評価を付けられれば、さらに上司と部下に距離感ができます。

部下は部下で、反撃と言わんばかりに、360度評価で悪い評価を付け、信頼関係がなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。

部下の信頼関係を取り戻すためにも、まず360度評価のフィードバックを行い、上司として、改善行動を示すことが重要だと思います。

 

そういえば、今まで、360度評価のフィードバックを全員の前で発表した上司がいました。

部下に向かって、「自分の悪かったところ」、「改善点」を伝えたのです。

さらに「改善点」をプリントアウトして、みんなが見えるように見える化していました。

なかなかできることではありませんよね・・。

そして有言実行していったのです。

その所長は信頼を勝ち取り、営業所が活性化し、MRもマインドも変わっていきました。

そうなると勝ちパターン。

結局、実績を伸ばして、全国でベスト3位まで上り詰めました。

 

360度評価によって、「自分にも還元される」部下に実感してもらえれば、コミニュケーションも取ることができます。

いずれ業績にも反映してくるのではないかと思えた事例でした。