みなさん、こんにちは。
会社に長年いるといろんな人に出会えます。
今までの会社人生の中で、「尊敬できる上司」って一人や二人いませんでしたか?
私は何人かいましたが、最近の若い人はどうなんでしょうか?
「尊敬できる上司の特徴」「尊敬できない上司の特徴」とテーマで、アンケート調査をしているデータがありました。
では、一緒に見ていましょう
【目次】
尊敬できる上司はいますか?
株式会社ライズ・スクウェア( https://www.rise-square.jp/ )が運営するWebメディア「RS MEDIA( https://www.rise-square.jp/contents/ )」が行った、全国の働く男女500人に「尊敬できる上司とできない上司の特徴」についてアンケート調査からです
半数の人は、「尊敬できる上司がいない」という結果でした。
年齢分布は以下の通り。
- 10代 0.2%
- 20代 26.0%
- 30代 38.0%
- 40代 22.2%
- 50代 11.4%
- 60代以上 2.2%
通常は40代以上になると、何人かの上司を経験してるので、比べることができます。
20代であれば、大半の方は、直属の上司が対象になるのかな・・。
現在は、バブル時代と違って、会社も余裕がない状況。
時代背景の違いもあり、また、自分が置かれている立場の違いもあり、まぁ、単純比較はできませんが。
尊敬できる上司の特徴
1位が「部下を気にかけている」
これは言えます。
以前、ブログにも書きましたが、仕事だけではなく、プライベートのことも気にかけてくれる上司がいました。
<過去のブログから>
「特に感心したのが、私のプライベートのこともよく覚えていて、私の地元で地震が会った時、地元に住む私の両親を気遣い、「実家は問題ないか、ご両親は大丈夫か」と声をかけてくれることもありました。また、私の同僚(当時、新婚)が、新潟に異動になった時、その元部長は、新潟にいる元部下に、「今度、●●が新潟に行くので、家族同士仲良くしてやってほしい。奥さんは知り合いがいないし、心細いと思うから」と、こっそりお願いしていました。あとから、その話を聞いて、その同僚は感動したと言ってました。なんという心遣い。そんな上司であればみんな好きになります」
この元上司はすでに亡くなられていますが、今でも尊敬できる上司の一人です。
責任感を持って仕事に取り組む姿勢が、尊敬できる点のひとつです。
仕事に対してとても厳しく、私もよく叱られました。
叱った後は、必ずフォローしてくれるんですが、その言葉、一言一言に愛情を感じました。
ご健在であれば、今でも会いたいと思える上司です。
2位「仕事ができる」
これは必要不可欠ですね。
仕事ができない上司は尊敬されません。
山本五十六の言葉のように、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
人を育てる本質ですね。
具体的に教えて、そして理解させる。
できたら誉めてあげる。
誉めることで部下は自信がついて成長できるはずです。
叱る場合は、必ず褒める部分も見つける。
叱ることが美徳と思っている人もいますが、私はバランスだと思います。
3位「責任感があり、部下を守れる」
部下に尊敬されるためには大切な要素ですね。
「自分が責任を取る!」
なかなか言えることではありません。
仕事を頑張っていれば、成功も失敗もあります。
それが人間です。
ただ、成功は自分の手柄、失敗は部下の責任と思っている管理職がいるのも事実。
尊敬される上司は、その逆。
手柄は部下、失敗は上司。
いや~、そんな上司、尊敬できますね~。
このような上司のいる職場では、部下は上司を信頼し、成果を出し続けるでしょう。
続いて、尊敬できない上司の特徴についてみていきましょう。
尊敬できない上司の特徴
1位 感情的な行動が目立つ
尊敬できない上司の1位は、「感情的な行動が目立つ」です。
全体の20%程度を占めていますね。
感情の起伏の激しい人はほんと困ります。
このような上司のいる職場では、いずれ部下は上司の顔色ばかり見て仕事をするようになります。
相談しにくい環境になっているに違いありません。
自分の性格がうまくコントロールできないのに、部下をマネジメントするなんてできないでしょ~。
そういえば、私の元上司(若い頃)はいつも冷静でした。
どんな問題が起こっても、冷静に判断して指示を出し、得意先を怒らせた時は、必ず一緒に同行して謝罪してくれました。
こんな上司を見て「マジで頼りになるわ」と思えました。
しかし、いつも冷静で、感情を出さない人でしたので、部下の間では「何を考えているのかわからない」と話していました。
まぁ、感情で行動するような人よりはよっぱどいいのですが。
たまに人間味のあるところや自分の弱みが垣間見えると、なぜか安心感が持てます。
人間って完璧な人間なんているはずがありませんので。
2位 自分本位で思いやりがない
自分本位で思いやりがないって最悪ですね。
自己保身傾向の強い上司は、何か問題が起こると、強力な「保身システム」が起動します。
自分に火の粉が降りかからないように根回し開始!
- 責任はすべて部下
- 俺は「そんな指示していない」と思ってる
- 「報連相がなかった」と言いふらす
- 関係者に連絡して根回しする
- 解決案は自分では出さない(部下任せ)
- 謝罪しない(俺は悪くないと思ってる)
これでは部下はついてきません。
このような上司は、面白いことにその上の上司には速やかに報告します。
部下の自分の出世のためのステップと思っているので、要注意ですね。
おそらく、マネジメントともできない人だと思うので、早めに管理職を下りたほうがいいと思います。
3位 無責任で部下を守らない
尊敬できる上司の特徴の第3位は「責任感があり部下を守れる」でしたので、その逆となります。
このような上司は自分のことしか考えていないので、計算高く、「責任回避能力」は超一流です。
計
部下がミスしたときに、自分に火の粉が降りかからないようにするために、全力で行動します。
自分のことしか考えていないため、部下を守りません。
どちらかというと切り捨てます。
さらに反抗する部下はいずれ異動させます。
異動がなかったとしても、残念ながら出世できないでしょう。
じっーと我慢して、上司が異動するか、自分が異動するまで待つしかないかもしれません。
人事の目は節穴か?って思いますが、こういう人って面接などは得意なんですよね。
一度の面談だけではほんとわかりません。
部下の面倒がよく、誰もが早く出世してほしいと思うような人が出世できないんです。まぁ、世の常なんですけど。
最後に、
明治安田生命 が行った「理想の上司」アンケート調査 (2023年2月6日:ニュースリリース)では、以下のような結果でした。
内村光良さんが1位!
理由は、
- 親しみやすい
- 優しい
そんなイメージを持つ人が多く、1位につながっているんでしょうか。
対象が、今春社会人となる学生1,100人ということなので、どうしても芸能人になってしまうのかもしれませんが、7年連続ってすごくないですか?
この二つのイメージから想像できることは、
- 優しく教えてくれる
- 一緒に考えてくれる
- 怒らない
- 無理難題を言わない
- 話を聞いてくれる
- 職場の雰囲気が和やか
こんな感じでしょうか。
まぁ、そんな上司はほとんどいませんが(笑)
いすれにしても、上司と部下の関係性を保つには、日頃のコミュニケーションを大切だということは言うまでもありません。
どうせ仕事をするなら良好な関係を保ちながら成果を出し、仕事を通じてお互いが成長できるような関係になりたいものです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では、またお会いしましょう!