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アステラス製薬が米バイオ企業を8000億円で買収するって?すげ~!!

 

ビックニュースがありました。

アステラス製薬が米バイオ医薬品企業のアイベリック・バイオを買収すると発表!

その額も約8000億!

すごい額ですね。

アステラス製薬は、この買収に将来性をかけて決定したんだと思います。

新薬開発のための投資を、積極的に行う姿勢は歓迎できますね。

アステラス製薬のこの決定が、社名通り、「明日を照らす」ことになることを期待しております。

 

<目次>

 

新薬の開発

新薬の開発って莫大な費用がかかりるうえ、仮に発売したからといって、副作用などで、発売後にポシャる可能性だってあります。

新薬の開発にはどれくらい難易度が高いのでしょうか。

 

日本製薬工業協会の調べでは、

  • 医薬品の開発:10年以上
  • 費用:数百億~数千億。
  • 新薬の成功確率:1/31000

 

厚生労働省資料(令和3年/医薬品産業ビジョンについて/参考資料/日本製薬工業協会調べ)

 

新薬が発売になっても特許が切れると多数のジェネリック医薬品が登場!

当然、売上が急激に落ち込んでしまいます。

製薬会社って、まさにハイリスク、ハイリターン産業です!

 

将来を見越し、海外の有望企業を買収する

日本の医薬品市場ってマイナス成長です。

国内においては、今後も医療費抑制策が続くはず。

安定的に売上を上げていくには新薬の創出が欠かすことができません。

自社でいちから開発するの時間とお金がかかり、仮に「おっ、これは有望な新薬になるかも」と思っていても、国内では新薬の承認にすごく時間がかかってしまいます。

あれよあれよという間に、海外のメガファーマに先を越され、気が付けば、発売が3番手、4番手・・。

この話ってあるあるですね。

各社は生き残りかけて、技術力・開発力を強化しており、海外の製薬会社やベンチャー企業との提携や買収など、さまざまな取り組みを進めています。

買収も一時的には、お金はかかりますが、長い目で見れば、トータルで安く済むことにもなります。

国内医薬品市場の成長が見込めないとすると、国内だけにとどまらず、グローバルに新薬を展開しないと、企業自体が成長していかない時代に入ってきました。

判断に間違えば会社が倒産の危機につながることもあり得る話。

経営判断がなかなか難しいところですね。

 

 

アイヴェリック・バイオ買収による眼科領域での展開

今回、買収する「アイヴェリック・バイオ」ってどんな会社なんでしょうか。

調べて見ると、

  • 眼科領域に特化している会社
  • 眼底の疾患に焦点を当て、遺伝子治療開発に注力
  • 加齢黄斑変性への核酸医薬品を開発中
  • 地図状萎縮や加齢性黄斑変性症・シュタルガルト病の治療薬を開発中

業績自体はよくないようですが、開発パイプラインは充実しているようです。

 

<開発パイプライン>

Iveric Bio Corporate Overview March 2023より

アイヴェリック・バイオHP:https://ivericbio.com/

 

 

アステラス製薬の今後の展開は?

アステラス製薬の2022年3月期決算を見ると、前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の売上が5343億円!

売上高の4割が「イクスタジン」となっています。

イクスタジンはまさにアステラス製薬の利益の根幹!

しかし、イクスタジンの特許切れが2027年に迫っています。

特許が切れれば、この4割の売上が大幅ダウンとなる可能性が高く、早急な対策が必要。

これほどの超大型製品の売上をカバーできる製品ってそうありません。

超大型ではなくとも、大型、あるいは中型製品の数品目を発売する必要があります。

それも継続的に。

今回の「アイヴェリック・バイオ」の買収し、眼科領域に注力するのも、イクスタジンの特許切れに対する対応(利益確保)の一環だと考えらえます。

 

アンメット・メディカル・ニーズに応えることが製薬会社の使命

今回の買収が成功したかどうかはいずれわかります。

おそらく、将来的にはアステラス製薬に大きな利益を生むことになるでしょう。

どこの製薬会社のHPを見ても、企業姿勢として「アンメット・メディカル・ニーズに応える」という言葉が並べられています。

有効な治療方法が提供されていない疾患に応えていくのは、製薬会社全体に課せられた重要な使命です。

生活習慣病や癌領域でのアンメット・メディカル・ニーズは、治療法を求められている患者も多いため、そのニーズを満たす薬剤が発売されれば、大型製品になるでしょう。

一方、アンメット・メディカル・ニーズの中には、患者数は少ないものの、治療薬の求められている患者さんもいます。

希少疾患に対する治療薬は「オーファンドラッグ」と呼ばれていますが、会社としても採算が取れないため、開発を敬遠されてきました。

しかし、国からの助成金や市場性加算などもあり、最近では、オーファンドラッグの開発も進んでいます。

製薬会社も企業ですので、存続のためには収益を追求するのは当然です。

「利益が出ないのにオーファンドラックを開発して大赤字になった」ではいけません。

しかし、そこにアンメット・メディカル・ニーズがある限り、希少疾患患者さんのためにも開発する企業努力は必要ではないでしょうか。

このような企業姿勢は、いずれ企業価値向上にもつながっていくはずです。