失業認定を受けるためには、「求職活動の実績」が必須です。しかし、「何を書けば認められるのか?」と悩むこともあります。
- 「求職活動しているのに、書き方が悪くて認められなかった…」
- 「毎回書くのがめんどくさい!」
- 「そもそも求職活動って何をすればいいの?」
この記事では、私の経験談を交えながら「求職活動の種類・記入例・やりがちなNG例」を解説します。
【目次】
- 求職活動の種類:何をすれば認められるの?
- 求人応募(王道パターン)
- ハローワークの職業紹介
- 職業訓練の説明会参加
- 就職に役立つ資格試験を受験
- ハローワーク主催のセミナー参加
- 微妙な例(ケースバイケースで認められるか決まる?)
- まとめ:求職活動はちゃんと記録しよう!
求職活動の種類:何をすれば認められるの?
「求職活動をしました!」と主張するだけでは認められません。求職活動として認められる活動は、実際に求人に応募することや、職業相談を受けることなど、具体的な行動が必要です。以下に、いくつかのパターンを紹介します。
求人応募(王道パターン)
最も確実な方法は、企業に求人応募をすることです。求人サイトから申し込む方法が一般的です。
【認められる行動】
- 企業の求人に応募する
- 履歴書・職務経歴書を送る
- 企業からの面接連絡に応じる
✅OKパターン
例:「○月○日、株式会社○○の○○職に応募し、履歴書を送付した」
例:「〇月〇日、〇〇社の転職エージェントに依頼し、〇月〇日に○○会社に面接することになった」
✅NGパターン
例:「○月○日、○○会社の採用ページを閲覧」 → 企業情報を見ただけでは求職活動にはなりません。
例:「〇月〇日、求人情報をインターネットで検索した」→求人情報の検索のみでは求職活動とは認められません。
例:「〇月〇日、転職サイトに登録した」 → 転職サイトへの登録のみでは求職活動とは認められません。
ハローワークの職業紹介
職業相談よりさらに強い求職活動が、ハローワークの職業紹介を受けることです。「求人検索するのが面倒…」 と思うこともあります。しかし、窓口で紹介してもらえば、そんな手間が省けます。
【認められる行動】
- ハローワークから求人を紹介してもらう
- 紹介された求人に応募する
✅OKパターン
例:「○月○日、ハローワーク〇〇で職業相談を受け、紹介状を〇〇株式会社へ発行していただいた。(担当:○○さん)」
✅NGパターン
例:「○月○日、ハローワークの求人サイトで仕事を探した」 → 求人を閲覧しただけでは求職活動とみなされません。
職業訓練の説明会参加
職業訓練に関する説明会への参加も、求職活動としてカウントされる場合が多いです。
✅OKパターン
例:「○月○日、○○職業訓練の説明会に参加し、申し込みを検討した」
✅NGパターン
例:「〇月〇日、インターネットで職業訓練について調べた。」 → 調べただけでは求職活動とは認められません。
就職に役立つ資格試験を受験
試験を受けるなど具体的なアクションが必要です。
【認められる行動】
- 就職に直接役立つ資格試験を受験
- ハローワーク主催のセミナー・講習を受講
✅OKパターン
例:「○月○日、○○検定(職種に関連)の試験を受験した」
✅NGパターン
例:「○月○日、○○(趣味・仕事に関係ない)資格の勉強をした」 → 直接仕事に結びつかない資格は求職活動としてカウントされません。
ハローワーク主催のセミナー参加
ハローワークが提供するセミナーの受講も求職活動として認められます。
✅OKパターン
例:「○月○日、ハローワーク主催の履歴書作成セミナーに参加した」
✅NGパターン
例:「○月○日、YouTubeで履歴書の書き方動画を視聴」 → 自主的な学習のみでは求職活動とは認められません。
微妙な例(ケースバイケースで認められるか決まる?)
✅転職エージェントへの登録・相談
失業認定申告書に民間の求人サイトでの活動を記入する際は、具体性が重要です。求人への応募(企業名、職種、応募日)、転職エージェントとのやり取り(エージェント名、相談日、内容)、セミナー参加(セミナー名、開催日、内容)、スカウトによる企業とのやり取り(企業名、職種、内容)などを詳細に記載しましょう。日付も正確に記入し、応募完了メールや相談記録など証拠を保管します。詳細に記録し、証拠を保管しておくことが大切です。
例:「○月○日、転職エージェントに登録し、カウンセリングを受けた」 → 求職活動として認められる場合もあるが、実際の応募に至らないとカウントされない可能性あり。
✅企業の会社説明会に参加(応募せず)
企業の会社説明会のみでは求職活動としてカウントされることは少なく、通常は応募や選考プロセスに進むことが求められます。説明会に参加した後に実際に応募を行ったり、選考に進んだりした場合、その活動は求職活動として認められることが多いようです。
例:「○月○日、○○会社の説明会に参加」 → 説明会だけでは微妙。応募や選考プロセスに進めば求職活動として認められることが多い。
✅オンラインでの求人サイト登録・履歴書作成
求人サイトに登録し、履歴書を作成すること自体は「準備活動」として評価されることはありますが、実際に応募を行っていない限り、求職活動として認められることは少ないようです。履歴書を作成しただけでは求職活動とは見なされませんので、実際の求人に応募することが必要です。
記入例:「○月○日、○○サイトに登録し、履歴書を作成」 → 履歴書の作成だけでは不十分。実際の応募が必要。
✅知人の紹介で企業と面談(正式応募せず)
企業との面談があった場合でも、正式な応募や選考に進まなければ、求職活動として認められないことがあります。面談後に応募や選考プロセスに進むことが求められます。
例:「○月○日、知人の紹介で○○会社の担当者と話した」 → 企業との接触があっても、応募や選考に進まなければ認められない可能性あり。
✅職業関連の勉強会・ワークショップ参加
職業訓練ではなく、業界向けの勉強会やワークショップに参加すること自体が求職活動として認められるかどうかは、活動の内容やその後の応募に繋がるかどうかによって異なります。勉強会に参加するだけでは求職活動として認められないことが多く、勉強会で得た知識を活かして実際に応募することが重要です。
例:「○月○日、業界向けの勉強会に参加」 → 職業訓練ではなく勉強会の場合、求職活動とみなされるかどうかはケースバイケース。
まとめ:求職活動はちゃんと記録しよう!
失業給付を受け取るためには、求職活動を行った実績が必要です。最終的な判断はハローワークが行いますが、自分の活動の証拠をしっかりと残しておくことが大切です。
求職活動としては、求人への応募はもちろん、職業相談や資格試験の受験、各種講習への参加も有効です。特に重要なのは、どんな活動をしたのかを具体的に記録することです。たとえば、応募した企業名や応募日、相談の内容などをしっかりとメモしておきましょう。