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2023年7月 塩野義製薬が早期退職を募る!50歳以上の非管理職は戦力外?

「え?あの塩野義製薬が早期退職を募る?マジで?」

7月10日、製薬業界に衝撃が走りました。塩野義製薬が、50歳以上の非管理職社員を対象に早期退職を募集するというニュースが飛び込んできたのです。2022年度決算で過去最高益を叩き出したばかりの塩野義製薬が、なぜ今、早期退職を募るのでしょうか?今回の内容は、「塩野義製薬の早期退職募集」についてです。

 

<目次>

 

過去最高益の裏側で進むリストラ

塩野義製薬の2022年度(2023年3月期)決算説明会資料を見ると、「売上収益および全ての利益項目で創業来の過去最高業績を更新」とあります。特に、エイズウイルス治療薬の好調に加え、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」の日本政府による買い上げが大きな増収・増益要因となっています。

中期経営計画2023年通期予想でも、売上収益は4500億円(5.5%増)を見込んでおり、2025年には5500億円、2030年には8000億円の売上収益を目指しているとのことです。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの塩野義製薬ですが、なぜこのタイミングで早期退職募集なのでしょうか?

その理由は、「利益が上がっているうちに人員整理をする」という最近よくある話に尽きます。企業は、将来を見据えて常に組織の最適化を図っています。業績が良い時に人員整理を行うことで、将来の業績悪化に備えることができるのです。

特別早期退職プログラムの内容

今回の特別早期退職プログラムの内容は以下の通りです。

  • 対象: 50歳以上かつ勤続年数5年以上の社員(2023年7月1日時点でマネジャーラインに従事するものと一部の幹部職層は除く)
  • 募集人数: 約200名
  • 募集期間: 8月1日~9月20日
  • 退職日: 10月31日
  • 優遇処置: 通常の退職金+特別転身支援金加算、再就職支援

50歳以上の非管理職社員が対象となっており、**「50歳過ぎても管理職になれなかった人は、リストラの対象なので、できるだけ早めに辞めてね!」**というメッセージが伝わってきます。

気になるのは、割増退職金がどれくらいもらえるのかという点です。

他の製薬会社では、最大60ヶ月分や72ヶ月分の割増退職金が支払われるケースもあるようですが、塩野義製薬の場合はどうなのでしょうか?

社員のみが知る情報ですが、過去最高業績を更新した塩野義製薬だけに、期待が高まります。

早期退職を実施する理由

企業が早期退職を実施する理由は様々ですが、主な理由としては以下の点が挙げられます。

  • 人材の新陳代謝: 若い人材を積極的に採用し、組織の活性化を図る
  • 人件費の削減: 人件費を抑制し、経営効率を高める
  • 事業の再編: 不採算事業からの撤退や事業規模の縮小

今回の塩野義製薬のケースでは、人材の新陳代謝事業の再編が主な理由として考えられます。

早期退職は拒否できる?

早期退職募集があっても、「拒否する」という選択肢もあります。早期退職募集の理由の一つは人材の新陳代謝であり、会社は50歳以上の非管理職社員に辞めてもらうことを想定しています。残ったとしても、希望通りの職種、部署、地域で働けるかどうかは分かりません。会社の考え次第では、今後の処遇で「仕事が辛い」と感じることが多くなるかもしれません。ある程度の割り切りも必要となってくるでしょう。給料は減ることがあっても増えることはないので、その点も含めて考える必要があります。

しかし、早期退職を拒否することにもメリットはあります。給料は多少減ってしまうかもしれませんが、安定した収入が得られますし、社会保障や年金も継続できます。住宅手当や家賃補助もあり、休暇も取りやすい点は大きなメリットです。会社を辞めるかどうかは、個人の判断となりますが、後悔をしないためにも、十分に検討した上で決断することが大切です。

50代の会社員が今からできること

退職後、再就職するとなると、自分に「何ができるか」が重要になります。そのためにも、今からできることを始めておくことが大切です。
例えば、
  • 資格を取る
  • スキルを身に付けるためのスクールに通う
  • キャリアデザインのセミナーに参加する
  • ビジネス関連の本を読む
  • 異業種交流会に参加する
  • 趣味などを通じて会社以外の人との交流を深める
  • 副業の勉強をして、実際に始めてみる
など、やれることはたくさんあります。資格を取ったからって意味がないとか、再就職に役立たないという意見もありますが、勉強して損になることはありません。「まずは行動してみる!」簡単なようですが、これがなかなか大変です。最初の一歩がなかなか出ないのです。でも、やってみましょう。それが例え失敗したっていいじゃないですか。行動してみることが大事なのです。前向きな行動が、「人生の転機」になることだってあり得るのですから。

最後に

塩野義製薬は、創業1878年という非常に歴史のある会社です。145年もの間、人々の健康に貢献してきたことは素晴らしいことです。今回の早期退職募集で会社を去ることになる人には、様々な思い出があったはずです。もちろん、いいことも、悪いことも。早期退職に応募し、辞めることになっても、「いろいろあったけど、塩野義製薬っていい会社だったな」と思えるような会社であってほしいと願います。今回の記事が、50代の会社員の方々にとって、今後のキャリアを考える上で少しでも参考になれば幸いです。